APRSAF-24

開催結果

  • APRSAF-24本会合の模様

  • 総合議長

第24回アジア・太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-24)はインド宇宙庁(DOS)、インド宇宙研究機関(ISRO)、文部科学省(MEXT)、宇宙航空研究機構(JAXA)の共催により2017年11月14日~17日にインド・ベンガルールで、「よりよいガバナンスと社会経済発展のための宇宙技術」をテーマとして開催されました。

今年は、アジア各国の宇宙機関から機関長6名及び副長官級3名の合計9名が出席するとともに、宇宙政策担当省庁のハイレベルの出席を得て、31か国・地域、10国際機関から539名が参加し、地域の共通課題、関心を共有し、社会課題の解決に効果的に取り組むための協力構築にAPRSAFが大きく貢献していくことへの期待が示されました。

Day1,2では、4つの分科会(宇宙利用、宇宙技術、宇宙環境利用、宇宙教育)が地域の社会課題解決に向けた協力活動と、地域の宇宙技術力の向上に焦点を置いて議論が行われました。また、分科会の枠を超えた取組みとして宇宙利用分科会及び宇宙教育分科会が国際協力、人材育成について、宇宙技術分科会と宇宙環境利用分科会が超小型衛星開発及び人材育成について、合同セッションが開催されました。

本会合1日目は、総合議長のキラン・クマール長官(インド宇宙庁大臣、インド宇宙研究機関長官)及び大山審議官(文部科学省大臣官房審議官)の開会の挨拶により始まりました。この日のセッションでは、APRSAF-23の勧告を受け、各国及び国際機関等から最近の活動状況及び宇宙政策について報告を行い、各国における課題の共有が図られ、国際協力の重要性を再認識する機会となりました。

最終日のメインプレナリーでは、4つのパネルディスカッションが行われました。
宇宙機関長セッションでは、9名の機関長クラスのスピーカーが、持続可能な開発目標(SDGs)達成にあたって宇宙技術が重要な役割を果たしており、各国がそれぞれの国における様々な活動で蓄えた得意とする能力に基づいて積極的な協力をしていくことで地域の課題を解決することができるという認識が共有されました。

次に行われたISROセッションでは、全体テーマ「よりよいガバナンスと社会経済発展のための宇宙技術」のもと、インドの省庁から、衛星からの情報が都市計画、農業、漁業、水資源管理、遠隔教育等に活用されている成功事例が紹介されました。

宇宙政策セッションは、宇宙政策を担当するパネリストにより、各国の課題・ニーズに対してどのように宇宙政策を打ち出しているか紹介するとともに、アジア・太平洋地域における協力可能性について議論がなされました。

宇宙探査セッションでは、宇宙探査プログラムを推進している5つの宇宙機関のパネリストが宇宙探査がアジアにもたらす利益、及び宇宙振興国が宇宙探査に参加する意義について議論が行われ、3月に東京で行われるISEF2などの国際会議の場で引き続き情報共有、議論を行っていくことを確認しました。

APRSAF-24での議論を受け、宇宙リーダーによるラウンドテーブルにおいて、アジア・太平洋地域における宇宙活動の今後の方向性及びAPRSAFに対する期待についてコメントがあり、APRSAF-24の成果はジョイント・ステートメントとしてまとめられ、参加者により確認されました。

この4日間の会議に併せて、宇宙教育分科会による子供・生徒向け水ロケット大会及びポスターコンテスト、宇宙利用分科会及び宇宙環境利用分科会、WGイニシアチブによるワークショップ、そしてブース展示も行われ、幅広い層からの参加いただける交流の場となりました。

次回APRSAF-25は、シンガポール宇宙技術協会、MEXT、JAXAとの共催で、2018年11月にシンガポールで開催される予定です。