APRSAF-12

第12回アジア・太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-12)の開催結果について

第12回アジア・太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-12)は、メインテーマ"Maximizing Space Benefits for the Society"(宇宙からの恩恵のさらなる社会への還元を目指して)のもと、災害リスクの低減や人々の生活の向上、そして次世代を担う青少年の育成に向けて、宇宙をさらに活用していくことを目指して、4つの分科会(地球観測、衛星通信応用、教育普及、ISS)および災害低減に関する特別セッションにて議論が行われました。  また、同会議のプログラムの一環として、日本・アジア太平洋地域の青少年を対象とした宇宙関連事業の普及・啓発を目的に、国際水ロケット大会も開催されました。

発表資料等の詳細は、以下のページをご覧ください。
http://www.aprsaf.org/annual_meetings/aprsaf12/ (リンク先ページは英語表記となります)
http://www.jaxa.jp/press/2005/10/20051013_aprsaf_j.html

「アジア防災・危機管理システム」構築に向けて

第12回アジア・太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-12)において全ての参加者から合意された「アジア防災・危機管理システム」の構築に向け、2006年2月14~15日、ベトナム社会主義共和国にてその第一段階である災害管理支援システム「Sentinel Asia(アジアの監視員※)の構築のための第1回共同プロジェクト会合が、ベトナム科学技術院(VAST)の共催により、国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)の協力を得て開催されました。
※ 災害管理を目的とした衛星データ利用ネットワークの構築を目指した取組み

同会合には、18カ国計34機関および4国際機関から計70名の参加を得て、「Sentinel-Asia」の実施計画と共同プロジェクトチームの運営規約(TOR:Terms of Reference)について議論を行いました。

  1. 実施計画に基づき、センチネルアジアのコンセプト、基本構造および形態について合意し、プロジェクトを開始することを合意しました。
    • 「Sentinel-Asia」は、データ提供者ノード、地方サービス提供者ノード(ユーザノード)および研究訓練ノードの3つのノードから構成されます。
    • 技術チームを設置して実施計画の詳細を調整することになりました。
  2. 共同プロジェクトチームの運営規約を採択し、共同プロジェクトチームの参加機関(14カ国の23機関および4国際機関)を確認しました。
  3. 次回の共同プロジェクトチーム会合は、6月に開催される予定です。

プレスリリース

宇宙教育普及活動

  • 国際水ロケット大会、日本国内予選について
  • 国際ポスターコンテスト(
  • 宇宙教育フォーラムの開催

第12回アジア・太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-12)において採択された教育普及分科会の勧告を受け、国連教育科学文化機関(UNESCO)と共催で、「宇宙教育フォーラム」が2006年3月4日、開催されました。

プレスリリース

APRSAF-13において、26カ国の小学生から絵画を募集・選定します。国内においては、「宇宙の日」作文絵画コンテストの絵画の部小学生部門の入賞7作品が、国際ポスターコンテストに出展される3作品の候補となります。