APRSAF-21

APRSAF分科会の新しい枠組み

20年にわたる活動を経て、2013年12月3~6日にベトナム・ハノイで開催された第20回アジア・太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-20)において、参加者は分科会(ワーキンググループ)の枠組みを社会的・経済的成果の創出を目指す構成に改善するため、APRSAF実行委員会(Executive Committee: ExCom)にて引き続き議論を行うことに合意しました(Recommendation #41)。同勧告を受け、ExComは、APRSAFを通じてアジア・太平洋地域共通の課題解決に資するべく、以下の新しい分科会枠組みを提案しました。

2014年12月、9年ぶりに日本で開催されるAPRSAF-21より、新しい分科会活動が開始します。

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分科会の枠組み改革

  • 技術指向の「地球観測分科会」から、地域の課題解決指向の「宇宙利用分科会」へ変革し、宇宙以外の他の技術分野との連携も推進する。
  • 「通信衛星利用分科会」から「宇宙技術分科会」へ変革し、宇宙技術開発を目指す国のニーズに応え、技術に関する情報交換と人材育成を行う。
  • 「宇宙環境利用分科会」では、国際宇宙ステーション(ISS)/きぼうの利用機会の拡大に加え、宇宙探査等のアジア諸国における新たな関心を取り込むことを目的としたセッションを設ける。
  • 「宇宙教育普及分科会」は、宇宙教育を活動の中心に据え、「宇宙教育分科会」とする。
  • 更に、各WG間の更なる連携を図る。