センチネルアジアは、宇宙技術によるアジア太平洋地域の災害管理への貢献を目的として立ち上げられた国際協力プロジェクトです。地球観測衛星画像などの災害関連情報をインターネット上で共有し、自然災害による被害を軽減することを目指しています。
イニシアチブについて
センチネルアジア
SAFE
SAFE(Space Applications for Environment)イニシアチブは地域から広域、そして最終的には地球全域に至る環境監視を目指したボランタリーな枠組みとして形成されました。このイニシアチブでは気候変動のもたらす影響把握と状況監視および国連SDGs、パリ協定、さらには仙台防災枠組を含む地球規模課題の解決に貢献する実践的なソリューション提供の検討を行います。SAFEは、宇宙機関、ユーザー機関、学術機関、地域/国際機関および産業界の協力により、持続可能で安全な地域社会の実現に貢献するために、衛星リモートセンシング、衛星測位、地上観測データ、ICTを含むさまざまなデータや情報を利用するための仕組みとなっています。
Kibo-ABC
Kibo-ABC(Asian Beneficial Collaboration through “Kibo” Utilization)は、アジア・太平洋地域宇宙機関会議(Asia-Pacific Regional Space Forum, APRSAF)の宇宙フロンティア分科会(Space Frontier Working Group, SFWG)により2012年に創設されたイニシアチブで、アジア太平洋地域における「きぼう」の利用を促進し、「きぼう」利用の価値を共有することを目的としています。
Kibo-ABCは、多国参加型「きぼう」利用プロジェクトの実施を通しての各宇宙機関の経験蓄積および能力向上、アジア太平洋地域の研究者・技術者による「きぼう」利用の促進、そして日本と参加国との二国間協力プロジェクトの創出を目指します。
Kibo-ABCの規約に同意したメンバー機関が共同で本活動を実施しています。
NSLI
宇宙法制イニシアチブは、アジア太平洋諸国の宇宙法/政策実務家によるスタディグループを設置し、以下を実現することを目的としています。
Climate R3 [終了]
Climate R3(Regional Readiness Review for Kay Climate Missions)は、アジア太平洋地域における衛星データ利用ニーズを把握するための気候変動イニシアチブです。APRSAFの参加国・機関が気候関連衛星により提供されるデータや情報を、有効に利用可能であるかを見極めるとともに、その利益に対する認識や関心を高めることにより、同地域における気候分野に対する衛星データの利用を促進することを目的としています。