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APRSAFについて

名古屋ビジョン

名古屋ビジョンの改訂

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2024年11月29日

アジア・太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF)は、2019年に名古屋10か年ビジョンが採択された後も、アジア・太平洋地域の持続可能な社会的および経済的な発展に貢献し続けています。また、新たな参加者の参画を奨励するとともに、歓迎しています。地域および世界における宇宙分野の急速な発展を踏まえ、2023年9月にインドネシア・ジャカルタで開催されたAPRSAF-29において、名古屋ビジョンが2024年11月にオーストラリア・パースで開催されるAPRSAF-30で改訂されることが確認されました。

今後5年間、APRSAFは以下の活動を通じて、政府、宇宙機関、国際機関、学術界および産業界が知識を共有し、地域パートナーシップを構築し、地域に利益をもたらす共同宇宙活動を検討するためのプラットフォームを提供し続けます。

(1)

環境問題および社会課題に対する宇宙技術を活用した解決策の推進とアジア・太平洋地域における持続可能な宇宙活動の発展

APRSAFは、自然災害、気候変動、持続可能な開発など、地域共通の課題に取り組み続けます。また、地球観測、測位、通信、衛星データなどの宇宙技術の統合的な活用を推進することにより、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を支援します。さらに、基本的目標として宇宙活動の長期的な持続可能性に貢献し、安全かつ持続可能な宇宙利用を確保するという課題に引き続き取り組みます。

(2)

アジア・太平洋地域における人材育成および宇宙科学技術能力の向上

APRSAFは、宇宙工学、科学研究、ビジネス、法律および政策、宇宙環境利用を含む分野において、地域の宇宙関連人材の育成および宇宙科学技術能力の向上に貢献します。また、地域の宇宙機関、教育機関、民間セクターと連携し、宇宙環境利用を含むさまざまな宇宙関連教育活動を支援することで、次世代の宇宙リーダーの育成に寄与します。

(3)

アジア・太平洋地域における民間宇宙セクターの発展促進

APRSAFは、民間宇宙セクターが政府、宇宙機関、学術界および国際機関と連携し、持続可能で責任ある宇宙活動の共創の機会を模索するための地域プラットフォームを引き続き提供します。これにより、地域の民間宇宙セクターを活性化し、宇宙経済活動の促進に寄与することを目指すものです。

(4)

新たな探求領域および技術分野での交流と関与の機会提供

APRSAFは、国際的な宇宙探査、宇宙科学、および将来的に地域で共通の関心事となる可能性が高いAIや量子技術などの最先端技術の分野において、知識や新たな動向を共有します。

以上

旧(改訂前) 名古屋ビジョン

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