分科会について
アジア・太平洋地域宇宙機関会議(Asia-Pacific Regional Space Forum, APRSAF)では名古屋ビジョンの提言(2019年APRSAF-26)に基づき、2021年に、これまで活動してきた4つの分科会を次の5つの分科会と、1つのワークショップへと再編成しました。
- I.
社会便益のための衛星利用分科会(Satellite Applications for Societal Benefit Working Group, SAWG)
(旧宇宙利用分科会(Space Applications Working Group, SAWG)の活動範囲に「衛星測位」を追加)- II.
宇宙能力向上分科会(Enhancement of Space Capability Working Group, SCWG)
(旧宇宙技術分科会(Space Technology Working Group, STWG)の活動範囲に「エンジニアリング・マネジメント」を追加)- III.
宇宙教育for All分科会(Space Education for All Working Group, SE4AWG)
(旧宇宙教育分科会(Space Education Working Group, SEWG)の活動範囲に「高等教育層を含む全ての年代に宇宙教育機会の提供」を追加)- IV.
宇宙フロンティア分科会(Space Frontier Working Group, SFWG)
(旧宇宙環境利用分科会(Space Environment Utilization Working Group, SEUWG)の活動範囲に「宇宙探査」を追加)- V.
宇宙法政策分科会(Space Policy and Law Working Group, SPLWG)
(参加国の宇宙法政策および地域共通課題に対する政策能力向上を目指す(新設))
また、宇宙産業ワークショップがAPRSAF会期中に開催されます。
Charter of APRSAF Working Group (New formation from APRSAF-27)
分科会の歴史
APRSAF第1回会合から第7回会合までは、アジア太平洋地域における各国の情報交換と将来協力について意見交換がなされました。
APRSAF第8回会合および第9回会合では、地域間協力を具体化するために、地球観測、通信衛星利用、宇宙環境利用、宇宙教育普及から成る4つの分科会を設立しました。本会合では、各分科会からの提案を反映した一般提言が採択されました。
APRSAF第10回会合および第11回会合では、本会合に加え、3つの分科会(地球観測分科会、通信衛星利用分科会、宇宙教育普及分科会)の会合を実施しました。また、宇宙環境利用の議論が宇宙教育普及分科会で行われました。分科会での協議の後、本会合で分科会からの提言が満場一致で採択されました。
APRSAF第12回会合では、宇宙環境利用分科会(国際宇宙ステーション分科会)とセンチネルアジアがイニシアチブとして新たに設立されました。
APRSAF第21回会合では、第20回会合での提言を受け、分科会に経済的価値を生み出すことを志向する新しい枠組みが導入されました。新しい枠組みの下で、宇宙機関、開発援助機関および非宇宙分野の機関とのさらなる協力が、アジア太平洋地域の共通課題解決に貢献すると期待されました。
APRSAF第27回会合では、第26回会合で採択された名古屋ビジョンに基づき、地域の新たな関心やニーズに幅広く対応するために分科会の活動範囲を拡大し、5つの分科会と1つのワークショップとして新たなスタートを切りました。
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