社会便益のための衛星利用分科会Satellite Applications for Societal Benefit Working Group(SAWG)
目的
社会便益のための衛星利用分科会(SAWG、旧宇宙利用分科会)はSDGs、仙台防災枠組、気候変動に関するパリ協定などの地球規模課題に貢献するために、地上データと組み合わせて、地球観測衛星データおよび測位衛星データの活用促進を目指します。SAWGは、特に持続可能な開発目標(SDGs)、災害管理、気候変動の分野において、地域の広範な共通の社会課題を解決するための積極的かつ建設的な参加を歓迎します。SAWGは既存の2つのイニシアチブ(2005年以降のセンチネル・アジアと2008年から活動している環境のための宇宙利用: SAFE)の優れた成果を活用し、様々な宇宙利用と社会便益を探求していきます。
旧宇宙利用分科会(APRSAF-26, 2019年11月26日~27日, 名古屋市)
活動
- 地球観測衛星データ、測位衛星データ、地上観測データ、そしてICTを統合して社会課題に取り組む新たな可能性を探るための対話や情報共有の機会の促進。
- センチネル・アジアとSAFEの成功例を活用して、地域の協力活動を強化し、さらなる地域の安全性向上の実現。
- 国際機関との連携により、災害リスク管理、気候変動、環境問題における宇宙利用に関する情報共有や議論をおこなうのと同時に、アジア太平洋地域における地域規模の宇宙利用に関する様々なベスト・プラクティスの形成。
- APRSAF年次総会でのSAWG会議や、センチネル・アジアまたはSAFEの個別の会合を開催する。これらの会議ではWGの状況を報告し、将来の方向性について話し合う機会の提供。